という映画を、自分の気分が落ち込んだ暑い時期にみたくなる。
昔だったら「落ち込んだときは明るくなる映画!」と思ってみていたのだが
20代後半になって
「もっと落ちるような映画をみたい」と思うようになってきた。
多分「自分よりひどい環境の人はいる」て思いたいんだろうなぁという
性格の悪い根性のせいだと思う。
追悼のざわめきの主題は「愛」で
「愛するが故に自分を追い詰めていく」映画だと思う。
妹を愛し、食らう兄貴。
マネキンを愛し、妊娠させる男。
愛を求め彷徨うルンペン。
奇形児の兄妹。
こうやって描くと、物凄く見世物小屋的な映画だが
実際観てみると「あぁ凄い映画だった」と思うか「こんなん見るんじゃなかった」かの二手に別れる映画。
向かない人には本当に向かないだろうし、向く人は「あぁまた見たいけど、見たらまた後悔するな」と思わせる作品。
小生、この映画はDVDで見たのだが
買っておきながら何だが
「DVDでないほうがよかったかもなぁ」(いつでも見れてしまうから)と思ってしまう
作品でござい。
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